2月19日に表参道にオープンしたイッタラ(iittala)のフラッグシップストアと世界でここだけの併設のカフェに行ってきました。
表参道にオープンしたフラッグシップストア
南青山に北欧フィンランド発のテーブルウェアブランド、イッタラ(iittala)のフラッグシップストアがオープンしました。表参道駅から徒歩5分ほど、紀伊國屋の裏手あたりにある「GEMSアオヤマクロス」の1階にストアと併設カフェがあります。白い壁に螺旋階段が印象的な建物です。外見はいたってシンプルでガラスの扉に「iittala」とあるだけです。あまり主張のない感じは他の店舗とも共通でとてもイッタラらしいです。
北欧カフェらしいメニューが揃ってる
平日遅めのランチのため、13時少し前に到着しましたがカフェには2組が並んでいるだけでした。並んで待つこと20分ほどで店内に入ることが出来ました。店内から見ていても常に4〜6組ほどが待っている状態でやはり人気のようです。
メニューを見たところ、かなりフィンランドらしいラインナップになっていました。シナモンロールとカレリアパイ、ブルーベリータルト、マフィンはフィンランドのカフェの定番です。北欧カフェではよく見るオープンサンドがあるのも嬉しい。
予想外だったのはフィンランドの定番メニューのサーモンクリームスープのセットがあることでした。なんちゃっての北欧カフェではないこだわりを感じます。
シナモンロールとカレリアパイのコンボが人気
メニューの中ではシナモンロールとカレリアパイとスペシャリティコーヒーがセットになった『フィンランド コンボ』(2,420円)が人気のようです。
シナモンロールは砂糖が掛かっていますがカルダモンが効いていて甘さが控えめです。
カレリアパイはお米が練り込まれたパイにエッグフィリングが載せられた甘くないお食事用のパイです。
どちらもフィンランドでは日常的に食べられているメニューなのでまとめて頂けるコンボは魅力的でお店の一推しメニューらしいのもうなずけます。
おススメは色々楽しめるヘルシンキ コーヒー モーメント
色々と悩んだ結果、オープンサンドとスイーツにドリンク2杯がセットになった『ヘルシンキ コーヒーモーメント』(3,080円)をオーダーしました。
オープンサンドのドリンクセットと迷ったのですが、ハーフサイズのオープンサンドにスイーツも色々楽しめるこちらのセットにしました。
コーヒー(hot/ice)、ハーブティー(カモミール/レモングラスベース)から2杯を選びます。先にレモングラスのハーブティー、2杯目にホットコーヒーを持ってきて頂くことにしました。
メニューにはないのですがセットのスイーツのメインはラスキアイスプッラからシナモンロールに変更することもできるそうです。
定番のシナモンロールにするのか心が揺れましたが、今回はせっかくなので食べたことのないラスキアイスプッラを頂くことにしました。こちらもフィンランドでは定番のパン菓子でほんのりカルダモンの効いたパンズにジャムとクリームを詰めたスイーツとのことです。メニューの写真でクリームに心惹かれたのもあります。
華やかなオープンサンドとハーブティー
フードメニューとハーブティーが運ばれてきました。小さなプレートにはオープンサンド、大きなプレートにスイーツです。特にスイーツはなかなかボリュームがあります。
オープンサンドは通常メニューに対してハーフサイズになっていて、シュリンプ、アボカド、ローストポークの3種類。パンの種類はブラウンパン(ライ麦パン)になります。
オープンサンドはそれぞれにケッパーの効いたローストポークにフィンランドではお馴染みのハーブ、ディルとレモンが効いたシュリンプ、アボカドと小さいながらしっかりとした味付けでした。そして何より見た目がすごく華やかです。
通常メニューのオープンサンドでは4種類の中から2種類を選ぶので色々と試したいなら断然このセットをお勧めします。
甘さ控えめスイーツとコーヒー
スイーツはラスキアイスプッラ、ブルーベリーマフィン、ブルーベリータルト、グレイン&ナッツクッキーの4種類です。
まずはブルーベリーマフィンをナイフで割ってみると底の方にもブルーベリーがザクザク入っていて驚きました。見た目から予想していたのと違ってすっきりとした甘さでブルーベリーの果肉をしっかり感じます。
続いてグレイン&ナッツクッキーですがオートミールとナッツがたっぷりのクッキーでボリュームあります。こちらもナッツの素朴な味を感じます。
残り2種類のスイーツを頂く前に2杯目のドリンクとしてホットコーヒーを持ってきて頂きました。カップはイッタラの定番シリーズのティーマ、シンプルで飽きのこないフォルムで私も大好きです。優しいイエローがカフェの雰囲気にも合っています。浅煎りですっきりとしたコーヒーはクセが無く飲み易いと感じました。
ブルーベリータルトはミニサイズながらこちらも生ブルーベリーの果実がゴロゴロしていて豪華です。タルト生地の部分がさっくりしていて普通に美味しい。レギュラーサイズで注文しても間違いなさそうです。
最後にラスキアイスプッラです。ふんわりとしたパンズはなかなか大きくてインパクトあります。上部に蓋のような切れ目がありクリームが覗いています。クリームの内側にはジャムが詰められでいます。こちらも食べてみるとクリームもジャムもしつこくない甘さで、ほんのりカルダモンが効いたパンズも甘さ控えめで美味しく頂けました。
スイーツ全般が甘さ控えめで量はそこそこあるのに美味しく頂けました。
もちろん、食器はイッタラ
カフェで使われる食器はもちろんイッタラです。
今回のメニューではカステヘルミの大小プレートでフードがサーブされました。クリアカラーのガラスのプレートはすごく上品でオープンサンドやマフィンが映えます。
ガラスのプレートは普段使いでは扱いに気を使いそうでなかなか購入しにくいですけど、実際に使ってみると魅力が判るシリーズだなと思いました。
イッタラのフラッグシップストアには限定アイテムも
今回、ストアの内装は隈研吾さんがデザインされたそうです。天井や棚に木材をふんだんに取り入れているのがイッタラのプロダクトにも良くマッチしています。
店内は写真撮影してもOKとのことですのでディスプレイされた商品もたくさん写真に収めてしまいました。インテリアの参考に出来そうです。
他にもあるフィンランドのフードが楽しめるお店
今回頂いたラスキアイスプッラ(ラスキアイスプーラ)を日本で頂ける場所を調べてみました。千歳烏山にあるRobert’s Coffee(ロバーツコーヒー)でも期間限定で楽しめるそうです。Robert’s Coffeeはフィンランドで有名なカフェ・チェーンですが、日本に店舗があることを初めて知りました。2021年2月現在、飯能のメッツァヴィレッジと千歳烏山の2店舗があるようです。シナモンロールもあるそうでぜひ今度行ってみたいです。
まとめ
今回、オープンして間もない話題のカフェに行ってみましたが、お店の内装は期待通りに素敵だったのですが、何よりスタッフさんがとても気さくで、楽しくお食事出来ました。メニューも北欧のフィンランドのフードが良く再現されていて、お手軽にフィンランド体験ができました。
世界初のイッタラカフェとしてまだまだ話題になっているので暫くは土日を中心に訪れる人が多そうですが、落ち着いてきたら表参道でのランチの良い選択肢になりそうです。次にはぜひフィンランドの定番サーモンクリームスープのセットを注文してみたいですね。